カルロ・ファン・ネステ

カルロ・ファン・ネステ
生誕 (1914-04-01) 1914年4月1日
出身地 ベルギーの旗 ベルギー アントウェルペン
死没 (1992-07-12) 1992年7月12日(78歳没)
学歴 ブリュッセル王立音楽院
ジャンル クラシック音楽
職業 ヴァイオリニスト
担当楽器 ヴァイオリン

カルロ・ファン・ネステ(Carlo van Neste, 1914年4月1日 - 1992年7月12日)は、ベルギー出身のヴァイオリニスト[1][2][3]

経歴

アントウェルペンの楽器製作者の家に生まれた。洗礼時、ファースト・ネームは「カール」(Carl)だったが、第二次世界大戦の影響ですぐさま「カルロ」に替えられたという経緯がある[4]。幼少時より父親からヴァイオリンの手ほどきを受け、11歳の時にウジェーヌ・イザイに面会してその才能を激賞され、その翌年からベルギー内外で演奏活動を行うようになった。14歳の時にはコロムビア・レコードに初レコーディングを行っている。[5]

演奏家として近現代のベルギーの作曲家たちの作品を擁護し、フランシス・ブルギニョン、ローデウェイク・デ・フォークト、フロール・アルパールツ、ヴィクトル・レグリー、レイモン・シュヴルイユ、マルセル・プート、ジャン・アプシル、ルネ・デフォッセ、ジョンゲン、アルベール・ユイブレシュト、ゴッドフリート・デフリーゼ、フレデリック・デフリーゼらの作品をレパートリーに入れて演奏していた。こうした功績から、1973年にはベルギー作曲家連盟からフーガ・トロフィーを贈られている[6]

教育者としては、1942年から母校のブリュッセル王立音楽院で教鞭を執るようになり、エリザベート王妃音楽院でも教えた。1992年、ブリュッセルにて死去。

脚注

[脚注の使い方]
  1. ^ カルロ・ファン・ネステ - Discogs
  2. ^ https://www.svm.be/content/oudste-opname-strijkkwartet-peter-benoit-ontdekt-vrt-archief-na-digitalisatie-nieuwe-technol
  3. ^ https://www.resmusica.com/2013/04/13/hommage-au-violoniste-belge-carlo-van-neste/
  4. ^ “Hommage to Carlo Van Neste”. 2014年12月9日時点のオリジナルよりアーカイブ。2014年12月9日閲覧。
  5. ^ https://concoursreineelisabeth.be/fr/concours-details-jury/activites/violon-1951/
  6. ^ “Fuga Trofee”. 2019年4月17日時点のオリジナルよりアーカイブ。2019年4月17日閲覧。
  • 表示
  • 編集
典拠管理データベース ウィキデータを編集
全般
  • ISNI
  • VIAF
  • WorldCat
国立図書館
  • ノルウェー
  • スペイン
  • ドイツ
  • イスラエル
  • ベルギー
  • アメリカ
芸術家
  • MusicBrainz