プランク温度

プランク温度
Planck temperature
記号 TP
1KP=1.416808(33)×1032 K
相対標準不確かさ 2.3×10−5
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プランク温度(プランクおんど、: Planck temperature)は、プランク単位系における温度である。プランク温度 TP(単位 : KP) は、次のように表される[1]

T P K p = T P c 5 G k 2 = T P × 1.416   808 ( 33 ) × 10 32 K {\displaystyle T_{\mathrm {P} }\,{\mbox{K}}_{p}=T_{\mathrm {P} }{\sqrt {\frac {\hbar c^{5}}{Gk^{2}}}}=T_{\mathrm {P} }\times 1.416\ 808(33)\times 10^{32}\;\mathrm {K} }

ここで、c は真空中の光速度 {\displaystyle \hbar } ディラック定数kボルツマン定数G万有引力定数である。

一般的な数字で換算すれば約1溝4168穣°Cである。

この温度が発生する場所は、ビックバン時の中心温度とされている。

ビックバン時は多数の物質が1点に圧縮されており、多数の物理法則が適用できなくなってしまう。

理論上はそこへエネルギーを追加すれば、温度を上げることはできるものの、物理的意味がそもそも存在せず、現在はこれが物理上の最高温度となっている。

脚注

出典
  1. ^ “CODATA Value: Planck temperature”. NIST. 2016年11月15日閲覧。

関連項目